特に注意すべき副作用(間質性肺疾患)
間質性肺疾患とは?
間質性肺疾患とは?
「間質性肺疾患」は、肺胞という肺の一番奥の小さな袋(酸素を取り込む場所)の壁が炎症により厚くなって、酸素が取り込みにくくなり、動脈血中の酸素が減少して呼吸が苦しくなる病気です。「間質性肺疾患」は、医薬品によって引き起こされることが知られています。初期には無症状か、軽い息切れや咳、微熱がみられる程度です。しかし、症状が進行すると、重篤化して命にかかわることがあるため、速やかな診断と治療が必要です。エンハーツによる治療中に間質性肺疾患があらわれることがあり、死亡に至った症例も報告されています。
監修:大江 裕一郎 先生 国立がん研究センター中央病院 副院長 呼吸器内科長