間質性肺疾患の症状
エンハーツによる治療中に、特に注意すべき副作用は、
「間質性肺疾患 」です。
治療をはじめてから、以下のような症状※があらわれたり、悪化したり、続く場合があります。これらの症状やそれ以外の呼吸器の異常を感じた場合は、がまんや先延ばしせず、速やかにエンハーツによる治療を受けている病院に連絡してください。
「これくらいの症状はがまんしよう」
「こんなことで先生に連絡するのは申し訳ない」
「ただの風邪だろう。次の診察で相談すればいいか」
こんなときは特に注意!!
息切れ
- ・階段を登ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる
- ・日々悪化し、安静時でも息苦しく感じる
発熱
- ・1日
経 っても下がらない - ・他の症状(咳、息切れ等)もでている
咳
(特に空咳:
痰の出ない咳)
- ・日々悪化する
パルスオキシメータ
測定値の低下
(パルスオキシメータを
お持ちの場合)
- ・安静時の測定値が以前より下がった
- ・階段を登ったり、少し無理をしたりした後に測定したら安静時より下がった
以下について主治医に確認しましょう。
●パルスオキシメータの正しい使い方#
●エンハーツによる治療を受けている病院への連絡・受診が必要な測定値の目安
# 測定時の注意点の例
運動直後や手が冷たいとき、指に装着した直後などは、正しく測定されません。1度測定して低い値だった場合は、慌てず数回測定しましょう。エンハーツによる治療を始める前の、安静時と運動後のご自身の平均値を知っておきましょう。
※すべての症状がそろわないこともあります。また、呼吸器の症状は上記のものに限りません。
監修:岩田 広治 先生 名古屋市立大学大学院医学研究科 共同研究教育センター 臨床研究戦略部 特任教授